前立腺炎
こんな症状はありませんか?
- おしっこをした後に痛みを感じる
- 射精時に痛みや不快感がある
- おしっこをした後も残尿感がある
- 何度もトイレに行きたくなる
- 尿が白く濁っている
- 血尿が出る
- 陰嚢と肛門の間、睾丸などに違和感や痛みがある
など
前立腺炎のお悩みは、奈良市にある泌尿器科の専門診療クリニック・きわもと泌尿器科クリニックまでお気軽にご相談ください。ベテランの日本泌尿器科学会専門医が、お一人おひとりをゆっくり丁寧に診させていただきます。
前立腺炎とは?
前立腺で炎症が起こった状態です
前立腺炎とは、前立腺で炎症が起こった状態をいいます。急性と慢性に分けることができ、急性前立腺炎は、尿道から侵入してきた細菌に感染することで起こります。排尿後に痛みや熱を感じたり、残尿感、頻尿などの症状が現れたりします。高熱が出て、食欲不振になるなどの全身症状が起こるケースもあります。 慢性前立腺炎は、以前は急性前立腺炎が慢性化して起こると考えられていましたが、感染経路がはっきりとしないことから、現在は細菌性と非細菌性に分けられています。慢性前立腺炎のほとんどは非細菌性ですが、なぜ起こるのははっきりとした原因はわかっていません。
前立腺炎の原因
急性は細菌感染、慢性は原因不明です
急性前立腺炎の原因は細菌感染ですが、慢性前立腺炎の原因ははっきりわかっていません。慢性前立腺炎は一般的な病気ではありませんが、20~40代などの若い世代で多くみられます。主な症状は排尿障害や、精液に血が混じる、陰嚢と肛門の間や睾丸などで違和感が症状などですが、強くは現れず、あいまいな形で出るのが特徴です。飲酒や疲労、刺激物をたくさん摂取する、長時間のドライブによる骨盤底への刺激などが原因で悪化することがあります。
前立腺炎の検査
尿検査や前立腺触診などを行います
前立腺炎では、検尿を行って尿内の細菌や白血球の有無を確認するほか、肛門から指を入れて前立腺の大きさ・硬さなどを調べる前立腺触診を行う場合があります。そのほか、必要に応じて血液検査や超音波検査(エコー検査)を行います。
前立腺炎の治療
急性前立腺炎では薬物療法で改善をはかります
急性前立腺炎に対しては、抗菌剤の服用などにより症状の改善をはかります。慢性前立腺炎に対しては、多くの症状・原因が絡み合っているため、一概に治療方法をご説明することは難しいのですが、抗菌剤で改善をはかる場合もあれば、α-ブロッカーが有効である場合もあります。症状が落ち着いたら、漢方薬を処方するケースもあります。 慢性前立腺炎は治療が長期にわたるケースもありますが、根気よく治療を続けることが大切です。当院でも、患者様の訴えによく耳を傾けて、長期にわたってしっかりと病状を把握するように努めます。