頻尿
こんな症状はありませんか?
- 夜、何度もトイレに行きたくなる
- 仕事中、すぐにトイレに行きたくなる
- 何度もトイレに行くが、1回の排尿量は少ない
- トイレが近いので、長時間の外出がしにくい
- 突然トイレに行きたくなり、間に合わないことがある
- それまで何ともなかったのに、突然トイレに行きたくなる
など
頻尿のお悩みは、奈良市にある泌尿器科の専門診療クリニック・きわもと泌尿器科クリニックまでお気軽にご相談ください。ベテランの日本泌尿器科学会専門医が、お一人おひとりをゆっくり丁寧に診させていただきます。
頻尿とは?
「1日に8回以上トイレに行く」という場合は頻尿の可能性があります
突然、我慢できないほどの尿意に襲われたり、1日に何度もトイレに行きたくなったり、夜、トイレで何度も目が覚めたりする方は当院までご相談ください。頻尿が疑われます。 頻尿とは、頻繁に尿意が起こって、何度もトイレに行ってしまうことをいいます。1つの目安として、「1日に8回以上トイレに行く」という場合は頻尿の可能性があります。また、寝ている時に尿意で目が覚めるのも、正常な状態とはいえません。一度、泌尿器科を受診されることをおすすめします。
頻尿の原因
50歳以上の男性の場合、特に多いのが前立腺肥大症です
頻尿の原因は様々ですが、主に前立腺肥大症、膀胱炎、前立腺炎、過活動膀胱などの病気が原因で起こるケースと、体に病気や異常は認められないのに、「トイレのことが気になって、何度も行きたくなる」という心因性のケースが挙げられます。
50歳以上の男性の場合、特に多いのが前立腺肥大症の症状として現れる頻尿です。稀に膀胱がんが原因で起こることもあるので、注意が必要です。
頻尿の検査
尿流測定など必要な検査を行います
頻尿の症状を訴えてお越しになられた患者さんには、尿検査など前立腺疾患に関する検査を一通り行い、50歳以上の方につきましては、PSA(前立腺特異抗原)の測定も行います。膀胱がんの症状として頻尿が現れるケースもありますので、適切な検査で悪性腫瘍は除外しておくようにします。
頻尿の原因として一番多いのは前立腺肥大症です。特に夜間頻尿がある場合には、前立腺肥大症の症状として現れているケースが疑われますので、尿流測定を行って1回の尿の勢い・量・時間や、残尿などを確認して、排尿効率をチェックします。
また、排尿日誌をつけることも大切です。尿の量・時間を測ってもらうだけで、低コスト・低侵襲で様々な情報が得られます。
頻尿の治療
頻尿の治療は泌尿器科で受けましょう
頻尿の治療は、抗コリン剤などによる薬物療法が中心となります。ただし、頻尿の症状がある場合でも、残尿が多くて頻尿になっているケースもあれば、膀胱に尿は溜まっていないのに、何度もトイレに行くたくなるケースもあり、それぞれで適切な治療方法は異なります。残尿が多くて頻尿になっている方へ、抗コリン剤などの頻尿治療薬を処方すると、効果がないばかりか、残尿が増えて悪化することもありますので、慎重に症状を見極める必要があります。こうした見極めは、泌尿器科でないと難しいと思われます。
お薬と併用して、骨盤底筋体操などを行います
頻抗コリン薬などの治療薬と併用して骨盤底筋体操などを指導したりして、症状の改善をはかります。
間質性膀胱炎も念頭において診察します
間質性膀胱炎とは?
間質性膀胱炎とは、尿が膀胱の間質(上皮と筋肉の間)にしみ込み、慢性的な炎症が起こることで、膀胱が委縮してしまう病気です。間質性膀胱炎のうち、重症のハンナ型間質性膀胱炎は難病に指定されています。
主な症状は頻尿、尿意切迫感、膀胱の痛みなどで、「ただの頻尿だと思っていたら、間質性膀胱炎だった」という可能性もありますので、そのことを念頭に置いて慎重に診察を行います。