尿失禁
こんな症状はありませんか?
- 急におしっこがしたくなり、我慢できずに漏れてしまう
- 咳をしたり、重いものを持ち上げたりした時におしっこが漏れる
- スポーツ時にお腹に力を加えるとおしっこが漏れる
- 走ったり、階段を昇り降りしたりする時におしっこが漏れる
- 年齢を重ねるにつれ、尿失禁が起こる頻度が増えた
など
尿失禁のお悩みは、奈良市にある泌尿器科の専門診療クリニック・きわもと泌尿器科クリニックまでお気軽にご相談ください。ベテランの日本泌尿器科学会専門医が、お一人おひとりをゆっくり丁寧に診させていただきます。
尿失禁とは?
無意識に尿が漏れることをいいます
突尿失禁とは、ご自身の意思とは関係なく尿が漏れることをいいます。女性に多くみられる症状ですが、男性でも50歳を過ぎた頃から尿失禁が起こりやすくなります。尿失禁は大きく「切迫性尿失禁」「腹圧性尿失禁」「混合型尿失禁(切迫型と腹圧型の合併)」の3タイプに分けられ、それぞれで治療方法は異なります。 恥ずかしがって、症状があってもそのままにしている方が多いのですが、放っておくと膀胱や腎臓で感染症が起こる場合がありますので、我慢せずに当院までご相談ください。
尿失禁のタイプ
切迫性尿失禁
それまで何ともなかったのに、突然尿意を感じて、我慢できずに漏れてしまうタイプの尿失禁です。
腹圧性尿失禁
咳、くしゃみ、重い物を持つ、スポーツ時の動作など、お腹に力を加えた時に漏れてしまうタイプの尿失禁です。
混合型尿失禁
切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁が合併したタイプの尿失禁です。
尿失禁の原因
男性と女性で主な原因は異なります
尿失禁は女性に多くみられ、約4割の方が症状で困っているとされています。女性の尿失禁の主な原因として、加齢や出産による骨盤底筋の緩みが挙げられます。男性の場合、主な原因は前立腺肥大症です。前立腺肥大症によって排尿障害が起こり、膀胱が膨らんで尿が溢れることで漏れてしまいます。
尿失禁の検査
各種検査で適切に診断します
問診で症状を確認したり、尿検査で尿路感染症の有無を確認したりするほか、排尿日誌をつけてもらって、排尿の状況や尿失禁の程度などを確認します。また、ファイバースコープで膀胱や尿道を観察する膀胱鏡検査や、水分を摂取した後、60分間決められた動作・運動を行って、内視鏡でパッド重量を測定するパッド検査、膀胱に生理食塩水を注入して、尿が溜まった状態や排尿状況を再現する尿流動態検査などを行います。
尿失禁の治療
尿失禁のタイプに応じた治療を行います
尿失禁のうち、切迫性尿失禁に対してはお薬がたくさんありますので、お一人おひとりに合ったものを選んで処方します。腹圧性尿失禁に対しては、あまりお薬はありませんが、限られた種類の中から最適なものを処方し、さらに普段のトレーニングとして骨盤底筋体操を指導します。