下部尿路閉塞
こんな症状はありませんか?
- 腹部に痛みがある
- 腹部に圧迫感がある
- 膀胱に痛みがある
- おしっこが出ない
- おしっこの量が減った
- 血尿が出る
など
下部尿路閉塞のお悩みは、奈良市にある泌尿器科の専門診療クリニック・きわもと泌尿器科クリニックまでお気軽にご相談ください。ベテランの日本泌尿器科学会専門医が、お一人おひとりをゆっくり丁寧に診させていただきます。
下部尿路閉塞とは?
何らかの原因で下部尿路が詰まることをいいます
膀胱や尿道などを総称して下部尿路といいます。この下部尿路が何らかの原因により詰まり、排尿されなくなる・排尿しにくくなる状態などのことを、下部尿路閉鎖といいます。下部尿路閉鎖には、完全に閉鎖されているケース(完全閉鎖)と、部分的に閉鎖されているケース(部分閉鎖)があり、閉鎖された部位や原因などによって、現れる症状は異なります。
下部尿路閉鎖の原因
代表的な原因は前立腺肥大症
下部尿路の機能には、蓄尿機能(尿を溜める機能)と排尿機能(尿を出す機能)があります。蓄尿機能で障害が起こる原因として、過活動膀胱や間質性膀胱炎などが挙げられます。排尿機能で障害が起こる原因として、男性の前立腺肥大症が挙げられます。この前立腺肥大症が、下部尿路閉鎖の代表的な原因とされています。
下部尿路閉鎖の検査
前立腺肥大症が疑われる場合には「I-PSS」を使って問診します
下部尿路閉鎖に対しては、尿検査などの基本的な検査のほかに、1回の尿の勢い・量・時間などを測定する尿流測定を行ったり、超音波検査(エコー検査)で前立腺の大きさを調べたりします。ファイバースコープを使って膀胱や尿道の状態を観察する、膀胱鏡検査を行う場合もあります。 そのほか、前立腺肥大症が疑われる場合には、「I-PSS(国際前立腺症状スコア)」というチェックシートを使って問診を行います。「この1ヶ月間、排尿後に残尿感はありましたか?」「この1ヶ月間、排尿後2時間以内にもう一度トイレしなければいけないことはありましたか?」など、8つの質問に答えていただき、その結果を診断に役立てます。
下部尿路閉鎖の治療
薬物療法などで閉鎖を解消します
痛みなどの症状がある場合には、まずは苦痛を取り除くために「尿道カテーテル留置」を行います。そのほか、適切なお薬を処方して改善をはかる、薬物療法を行います。結石があって閉塞が起こっている場合には、砕石術や内視鏡下での除去などの治療が必要になるケースがあります。